愛犬のマウンティング、どう対処する?恥ずかしくて困るその行動の意味とやめさせ方

犬の飼い主さんなら、一度は経験があるかもしれない「マウンティング(乗っかり行動)」。
お散歩中にほかの犬に、来客中にクッションやぬいぐるみに、そして時には飼い主の足に…。

「これって発情?」「うちの子、支配的な性格なの?」「やめさせたいけど、どうしたらいいのかわからない」
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、マウンティング行動の本当の意味と、根本的なやめさせ方について、15年以上のトレーナー経験をもとに詳しく解説します。


「マウンティング=発情」だけじゃない?犬の乗っかり行動の真の理由

まず最初にお伝えしたいのは、マウンティング=性的な行動とは限らないということです。
実は、犬がマウンティングをする背景にはさまざまな心理が隠れています。

主な理由は以下の通り:

  • 性的欲求(未去勢・未避妊の場合に多い)

  • ストレスや興奮の発散

  • 飼い主の注意を引きたい

  • 自分の優位性を示したいという誤解された学習

  • 習慣的な癖

マウンティングの対象がクッションやぬいぐるみである場合、ストレスや退屈のサインであることも多く、**「暇だからやっている」**ケースも珍しくありません。
特に、飼い主の反応が毎回強めだったりすると、「注目されるための行動」として学習してしまうことも。


「うちの子、支配的なの?」それ、よくある誤解です

特に多いのが、「マウンティング=上下関係の主張」と捉えてしまうケース。

確かにマウンティングには優位性を示す行動として使われることもありますが、それは犬同士の関係性の中で見られるもので、飼い主へのマウンティングは“支配”とは別の文脈で起きている可能性が高いです。

たとえば、

  • 構ってほしい

  • 退屈している

  • 興奮が抑えきれない

といった理由で、「何か行動しなきゃ」と思ったときにマウンティングが起きやすくなります。


マウンティングを放っておくとどうなる?

「たまにだし、放っておいてもいいかな…」と思ってしまうかもしれませんが、繰り返されるマウンティング行動は、習慣化するリスクが高くなります

特に以下のような影響が出てくる可能性があります。

  • 犬同士のトラブルの元になる(相手が嫌がる犬の場合)

  • 飼い主に対して興奮しやすくなり、他の問題行動(飛びつき、吠えなど)に発展

  • 来客時など、場面にそぐわない行動で飼い主が恥ずかしい思いをする

  • 本人も落ち着きがなくなり、ストレスが慢性化することも

つまり、早めの対応が“本人のため”にもなります。


マウンティングをやめさせるための5つの実践ポイント

では、どのようにしてやめさせればいいのでしょうか?
大切なのは、**「怒ること」ではなく「冷静に対処し、望ましい行動を強化すること」**です。

1. マウンティングし始めたら、すぐに“静かに”遮断する

マウンティングを始めたら、「あっ」と短く声をかけて、静かに離す、または犬をその場から移動させましょう。

このとき、「ダメでしょ!」「こらー!」と感情的になるのはNG。
怒鳴ると逆に興奮を助長してしまい、「飼い主が構ってくれた」と勘違いすることもあります。

落ち着いたトーンで「おしまい」と声をかけ、その行動は楽しくない、意味がないと学ばせましょう。


2. 遊びやスキンシップの“テンション管理”を意識する

マウンティングが出る場面は、多くがテンションが高くなりすぎたときです。

遊んでいてスイッチが入りすぎたな、と感じたら早めにクールダウンさせましょう。
例えば:

  • ボール遊びは5分で一区切り

  • 遊び終わったら「おすわり→落ち着いてからご褒美」

  • 撫でると興奮するタイプの子には、撫ですぎない工夫を

常に興奮とリラックスのバランスを意識することが、マウンティング予防にもなります。


3. 十分な運動と刺激を与える

エネルギーが有り余っていると、マウンティングのような代償行動が出やすくなります。

お散歩だけでなく、

  • 知育玩具を使ったごはん時間

  • 宝探し遊び

  • トリックの練習(お手・伏せなど)

といった頭と体をバランスよく使う遊びを取り入れると、行動全体が落ち着いてきます。


4. “マウンティングの対象”を片付ける

クッション、ぬいぐるみなど、マウンティング対象になりやすい物を物理的に取り除くのも効果的です。

特に留守番中や目を離すタイミングでは、誤学習を防ぐためにも環境管理が重要になります。


5. 去勢・避妊の検討

マウンティングが性的要因によるものである場合、去勢・避妊手術によって行動が軽減するケースも多く見られます。

ただし、既に癖になっている場合は、手術後も継続することがあるため、行動学的なアプローチも併せて行うことが理想的です。


Q&A:飼い主さんからよくある質問にお答えします

Q. 子どもやお客さんにマウンティングするのが心配です。

→犬が興奮しやすい環境でマウンティングをする場合は、**「会わせる前にクールダウンを入れる」「リードをつけて管理する」**など、事前準備を行いましょう。
また、マウンティングしそうなときに代わりの行動(おすわり・マットに座るなど)を教えると、再発予防になります。

Q. 一度もマウンティングをしなかったのに、突然始めました。

→環境の変化やストレスがきっかけになることも。
引っ越し、家族の変化、散歩量の減少などがないか見直してみましょう。
突然の行動変化が続く場合は、獣医師に健康チェックをしてもらうのもおすすめです。


「やめさせる」だけでなく「気持ちを理解する」姿勢を大切に

マウンティングは、犬が困らせたくてやっている行動ではありません。
背景には、不安・興奮・退屈・習慣化など、さまざまな「理由」があるのです。

だからこそ、「ダメ!」と怒るよりも、なぜそれをするのか?に目を向けることが、もっとも効果的な解決策になります。

行動の意味を知り、落ち着いて対応することで、愛犬も安心し、穏やかな関係を築けるようになりますよ。


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訓 練:E0202047
登録年月日 平成28年4月6日
有効期限  令和8年4月5日