夜の時間が“修羅場”になるのはなぜ?
昼間はそこそこ落ち着いているのに、夜になると急にテンションが上がり、部屋の中を走り回ったり、吠えたり、なかなか寝てくれない…。そんな愛犬の姿に困っていませんか?
特に1歳未満の若い犬や小型犬では「夜中に興奮して暴れる」「なかなか疲れない」といった悩みを抱える飼い主さんはとても多いのです。
「散歩にも行っているのにどうして?」
「日中留守番が長いからかな?」
「SNSで調べても情報が多すぎて混乱してしまう…」
こうした疑問や不安に応えるために、ここでは犬が夜に興奮してしまう背景と、実際に効果のあるケア方法をプロのドッグトレーナーとして解説します。
犬が夜に疲れない・興奮する3つの主な原因
1. 日中の刺激不足とエネルギーの持ち越し
犬は本来、昼間に活動して夜は休むリズムを持っています。しかし、日中の刺激や運動が不足していると、夜になってようやくエネルギーを発散しようとするのです。
特に共働きや長時間の留守番がある家庭では、犬が「エネルギーを温存したまま夜を迎えている」ことがよくあります。
2. 精神的な満足感の不足
散歩でただ歩くだけでは、犬の欲求を十分に満たせません。匂いを嗅いだり、考えたりすることが「精神的な疲労」につながります。これが不足していると、体力は余っているのに頭は退屈しきっており、その反動で夜に暴れだすのです。
3. 生活リズムや環境の乱れ
夜遅くに刺激の強い遊びをしたり、就寝前にごはんをあげたりすると、犬は「今から活動する時間だ」と勘違いします。環境やリズムが整っていないことも、夜中の興奮の大きな要因です。
夜の興奮を抑えるためにできる具体的な工夫
散歩の「質」を上げる
30分の散歩を2回している場合でも、歩くだけでは不十分なことがあります。途中で「おすわり」「待て」などの簡単なしつけを取り入れるだけで、犬は頭を使い、疲労感が増します。
また、匂い嗅ぎの時間を十分に与えることで、精神的な満足度が高まります。
室内での“頭を使う遊び”をプラス
仕事で散歩の時間が限られる場合は、知育トイやコング、フードを隠して探させる遊びなどを取り入れましょう。数分でも脳を使うことで、犬はぐっと落ち着きやすくなります。
就寝前は「クールダウン」の時間に
夜遅い時間にボール遊びや引っ張りっこなどの激しい遊びをすると、犬のテンションは上がる一方です。寝る1時間前には、落ち着いた時間を作るようにしましょう。
ブラッシングや優しく撫でるスキンシップも、犬のリラックスを促します。
環境を整えて安心感を与える
照明を落とし、静かな音楽を流すなど、人間の「おやすみ環境」と同じように犬にも「眠る合図」を作ってあげることが大切です。クレートやベッドを安心できる場所として活用するのも効果的です。
「うちの子だけ?」と悩まないで
夜に暴れてしまう犬は決して珍しくありません。特に若い犬は体力があり余っているため、むしろ自然な行動ともいえます。
大切なのは「夜の興奮=困った行動」として叱るのではなく、日中の過ごし方や就寝前の過ごし方を工夫してあげることです。
まとめ
犬が夜に疲れず興奮してしまうのは、
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日中の運動や刺激不足
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精神的満足感の欠如
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生活リズムの乱れ
が主な原因です。
散歩の質を上げ、頭を使う遊びを取り入れ、夜はクールダウンの環境を整えることで、少しずつ落ち着いた夜を迎えられるようになります。
犬が夜中に疲れず興奮して暴れて困っている方は「街のドッグトレーナー」にお気軽にご相談ください!