「2頭目を迎えたら、餌の量がわからない…」
1頭のときはシンプルだった食事管理も、多頭飼いになると「餌の量をどう分ける?」「片方が食べすぎて、もう片方が足りない」など新たな悩みが出てきます。特に年齢差や犬種差があると、必要な栄養やカロリーも違ってくるため、適切に調整しないと肥満や栄養不足につながることもあります。
多頭飼いで餌の量を考える基本原則
1頭ごとに必要量は違う
犬の必要カロリーは体重・年齢・活動量・体質によって大きく変わります。
同じ犬種でも運動量が多い子は必要カロリーが増え、シニア犬は控えめにする必要があります。
犬の適正カロリー目安
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小型犬(5kg前後):約200〜400kcal/日
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中型犬(10〜15kg):約500〜800kcal/日
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大型犬(25kg以上):約1200kcal〜
(※あくまで目安。体格や体調に応じて調整が必要です)
多頭飼いで起こりやすい食事トラブル
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片方が早食いでもう片方の分まで食べてしまう
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シニア犬と子犬で必要量が違うのに、同じ皿を狙う
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フードに執着してケンカになる
こうした問題は「一緒に与えれば済む」と思っていると悪化してしまいます。
正しい与え方と量の調整法
個別に与える
基本は犬ごとに皿を分けること。特に体格差や年齢差がある場合は絶対に一緒にしないほうが安全です。場合によっては別々の部屋やサークルで与えるのがベストです。
体重と体型をこまめにチェック
「1頭目に合わせたら2頭目が太った」「同じ量をあげているのに痩せてきた」という声は多いです。月1回の体重測定と、肋骨に触れるかどうかのボディチェックで調整しましょう。
おやつの扱いも分けて考える
しつけやご褒美で与えるおやつも、総カロリーに含めて計算する必要があります。特に食欲旺盛な犬はおやつの取り分が多い分、食事を減らす工夫も必要です。
年齢や犬種による注意点
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子犬と成犬の組み合わせ
子犬は成長期で栄養が必要ですが、成犬に子犬用フードを食べさせるとカロリーオーバーになります。 -
シニア犬と若い犬の組み合わせ
シニアは消化器への負担を考え、たんぱく質や脂質のバランスを調整。若い犬は運動量に応じてしっかり栄養を。 -
大型犬と小型犬の組み合わせ
大型犬用フードは粒が大きく、小型犬には食べづらい。逆に小型犬用を大型犬に与えると丸飲みの危険があります。
トレーナーの現場でよく行う工夫
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サークルやクレートを活用して「食事タイムは完全に個別化」する
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食べ終わるスピードが違う場合は、早食いの子に早食い防止ボウルを使う
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病気や体質に合わせてフードを変えても、食べたい欲求を満たすためにおやつは同じものを使う
このように「公平さ」と「個別管理」の両立がポイントです。
まとめ
多頭飼いの食事管理で大切なのは、
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餌は犬ごとに分けて与える
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年齢・体重・活動量に応じて必要量を調整する
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定期的な体重測定と体型チェックで判断する
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ケンカや奪い合いを防ぐため、与え方を工夫する
ということです。
犬を多頭飼いして餌の量の調整でお困りの方は「街のドッグトレーナー」にお気軽にご相談ください!