はじめに:多頭飼い+車移動は「楽しいけれど悩ましい」
40代の父親として、仕事帰りに夜の散歩を担当し、休日は家族でキャンプやお出かけを楽しみたい。そんな生活の中で「犬の多頭飼い」を検討するのは自然な流れです。シーズーのような小型犬は性格も温和で、2頭目を迎えたいと考える家庭も多いでしょう。
しかし、多頭飼いとなると避けて通れないのが「車移動の方法」です。犬を1頭連れているときには何とかなっても、2頭、3頭となれば安全面・快適性・家族との共存をどう両立するかが課題になります。特に共働き世帯では、平日の時間が限られるため、休日の車移動をいかにストレスなく行えるかが大きなポイントとなるのです。
多頭飼いで車移動を考えるべき理由
犬も家族も「安全」が第一
車の急ブレーキやカーブで犬が座席を移動してしまうのは危険です。多頭飼いではさらに犬同士が絡み合ったり、飼い主の膝に飛び乗ろうとしたりする可能性が増えます。家族を守るためにも、犬の安全を確保することは必須です。
「犬同士の関係性」を守る
1頭目と2頭目の相性は、飼い主が気を配る大切な部分。狭い車内で自由にさせてしまうと、縄張り意識や不安感からケンカにつながることもあります。移動環境を整えることで「移動=安心できる時間」と犬に学ばせることができます。
アウトドアや旅行の幅を広げるために
休日のキャンプや遠出では車移動が必須。快適に移動できる仕組みがあれば、飼い主自身も「出かける楽しみ」を存分に味わえます。
車移動で選ぶべき方法と道具
ハードクレートでの安定輸送
最も安全性が高いのはハードクレート(プラスチック製キャリー)。車のシートベルトで固定すれば、急ブレーキにも対応できます。多頭飼いでは「犬ごとにクレートを分ける」のが鉄則です。1つのクレートにまとめると、犬同士が動きにくくなり、不安やトラブルの元になります。
ソフトクレートや折りたたみケージ
キャンプなど荷物が多い場面ではソフトクレートも便利です。軽量で持ち運びやすく、使わないときは折りたためるのが利点。ただし、車内ではしっかり固定しないと横揺れに弱いため、ラゲッジスペースでベルト固定する工夫が必要です。
ドッグシートやシートベルト用ハーネス
短距離の移動なら、ドッグシート(後部座席用のボックス型シート)や専用ハーネスを活用するのも手です。体を固定することで飛び出し防止になり、クッション性もあるため快適。ただし、多頭飼いで1つのシートに2頭入れるのは避け、必ず1頭ずつ管理しましょう。
実際の車内レイアウトの工夫
ラゲッジスペースにクレートを並べる
SUVやミニバンを使う家庭なら、ラゲッジスペースにクレートを2つ並べるのが最も安定した方法。下に滑り止めマットを敷き、周囲に荷物を詰めすぎないことで快適に移動できます。
後部座席+ラゲッジの分散
小学生のお子さんも一緒に乗るなら、犬を全て後部座席に置くと窮屈に感じます。その場合は「1頭は後部座席のドッグシート、もう1頭はラゲッジのクレート」と分けるとバランスが取れます。
クレートを“安心の居場所”に育てる
普段から家の中でクレートを使い、「休む場所」として認識させておくと、車内でも落ち着きやすくなります。夜の散歩後にクレートで休ませる習慣をつけるなど、日常の延長線上で練習しておくと良いでしょう。
車移動前後のケアも忘れずに
出発前の散歩で落ち着かせる
車に乗る前に短い散歩で排泄を済ませ、体力を少し発散させると移動中に落ち着きやすくなります。共働きで夜にしか散歩できない家庭なら、休日は出発前に子どもと一緒に軽い散歩を取り入れるのがおすすめです。
車酔いへの配慮
特にシーズーは短頭種で酔いやすい犬もいます。事前に動物病院で相談して酔い止めを処方してもらうか、こまめに休憩を入れることが大切です。
到着後は「安心のご褒美」を
キャンプ場や目的地に着いたら、まずは静かな場所でリードをつけたまま休ませましょう。水分補給やトイレを済ませたあとに、家族との楽しい時間を共有する流れを作ると「移動の後は楽しいことがある」と犬に学習させられます。
妻との情報の違いに戸惑うときは?
共働き夫婦では「犬をどう扱うか」で意見が分かれることもあります。たとえば「抱っこでも大丈夫」と考える人もいれば「必ずクレートに」と言う人もいる。ここで大切なのは「安全基準を家族全員で統一すること」です。
専門的な視点から言えば、多頭飼いでの車移動は必ずクレートやハーネスを活用するべきです。抱っこ移動は一見安心に思えても、急ブレーキで犬が窓に投げ出されるリスクがあるため、決しておすすめできません。家族全員が同じルールを共有することで、犬も混乱せず安心して移動できるようになります。
まとめ:家族も犬も安心できる「車移動スタイル」を作ろう
犬の多頭飼いは、家族にとって喜びが2倍になる一方で、課題も増えます。特に車移動は、犬の安全・快適・家族の余裕をどうバランスさせるかが大切です。
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クレートを基本に1頭ずつ管理する
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車内レイアウトを家族構成に合わせて工夫する
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出発前後のケアを取り入れて犬のストレスを減らす
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家族で「安全基準」を統一する
この4つを意識すれば、休日のアウトドアや旅行も安心して楽しむことができます。
愛犬との暮らしをもっと充実させるために、まずは「車移動の方法」を見直してみてください。
犬の多頭飼いでの車移動にお困りの方は「街のドッグトレーナー」にお気軽にご相談ください!