犬の車酔いを防ぐためのトレーニング方法

犬が車酔いするのはなぜ?

犬の車酔いは、三半規管の未発達車内での不安・ストレスが原因となることが多いです。特に子犬や車に慣れていない犬では、以下のような症状が見られます。

  • よだれが多くなる

  • ハアハアと呼吸が荒くなる

  • 吐き気や嘔吐

  • 車に乗る前から落ち着きがなくなる

「体質だから仕方ない」と思いがちですが、段階的なトレーニングで克服できるケースは少なくありません。


車酔い防止の基本的な考え方

  1. 少しずつ慣れさせる(段階的トレーニング)

  2. 車=楽しい経験と関連付ける

  3. 快適な環境を整える

この3点を意識すると、犬は「車に乗ると楽しいことがある」と学習し、徐々に車酔いが減っていきます。


トレーニングのステップ

ステップ1:車に近づくことから慣れさせる

最初はエンジンをかけない状態の車に近づき、ドアを開けて犬を車に入れてみます。

  • 乗ったら褒める

  • おやつやお気に入りのおもちゃを与える
    → 「車=安心できる場所」と認識させます。

ステップ2:短時間の停車体験

次は犬を車に乗せ、ドアを閉めて数分過ごすだけ。エンジンはまだかけません。落ち着いて過ごせたら褒めて降ろします。

ステップ3:エンジン音に慣れさせる

エンジンをかけた状態で停車し、振動や音に慣れさせます。このときもリラックスできるように声をかけたり、おやつを与えたりしましょう。

ステップ4:短いドライブ

数分だけ近所を走ります。成功したら必ず楽しい目的地(散歩コースや公園など)に行き、「車に乗るといいことがある」と学習させます。

ステップ5:徐々に距離を延ばす

数分 → 10分 → 30分 と、犬の様子を見ながら走行時間を伸ばしていきます。焦らず、犬が平気でいられる時間を基準に少しずつ慣らすことが重要です。


車内環境の工夫

  • 窓を少し開けて換気し、酔いの原因になる二酸化炭素や車内のこもった空気を減らす

  • 後部座席にクレートを設置し、犬が安心できる空間を作る

  • 食後すぐに乗せない(空腹〜食後1〜2時間が目安)

  • 滑らないマットを敷くことで体が安定し、酔いにくくなる


注意点

  • 酔いやすい犬は、無理に長距離ドライブをさせると「車=嫌なもの」と学習して逆効果になります。

  • どうしても改善が見られない場合は、動物病院で酔い止め薬を処方してもらう選択肢もあります。


まとめ

犬の車酔いは、

  • 段階的なトレーニングで「車=楽しい」と学ばせる

  • 車内環境を快適に整える

  • 無理をせず少しずつ慣らす

ことで防げるケースが多いです。


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訓 練:E0202047
登録年月日 平成28年4月6日
有効期限  令和8年4月5日