室内マーキングは「困った」では済まない問題
愛犬が室内でマーキングをしてしまうと、家具や壁に臭いがつくだけでなく、衛生面や近隣への迷惑にもつながります。
「トイレは覚えているのに、特定の場所でおしっこを少量かける」
「来客があると興奮してマーキングする」
「新しい家具やカーペットに必ずしてしまう」
こうした行動は、単なるトイレ失敗ではなく縄張り行動や心理的な要因によることが多いのです。
室内マーキングが起こる原因
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縄張り意識
新しい匂い(家具・人・他の犬)に対して「自分のもの」と示すために行う。 -
不安やストレス
留守番が長い、引っ越し、家族の変化などで不安を感じると、マーキングで安心しようとする。 -
発情期やホルモンの影響
未去勢のオスに多く、性的欲求やアピール行動として現れる。 -
しつけがあいまい
トイレトレーニングが不十分だと、マーキングと排泄の境目がなくなり、室内で繰り返してしまう。
マーキングを防止する実践ステップ
1. 去勢・避妊の検討
未去勢のオス犬はマーキングが強く出やすい傾向があります。去勢手術を行うと行動が落ち着くケースは多く、特に若いうちに行うと効果が出やすいです。
2. 徹底的な掃除
マーキングした場所の匂いを残さないことが基本です。アルコールや市販の消臭スプレーではなく、酵素系クリーナーで徹底的に除去しましょう。
3. トイレの環境を見直す
マーキングと区別がつかない排泄の場合、トイレ環境が不適切なこともあります。トイレシーツを広めにする、静かな場所に設置するなどの工夫が必要です。
4. マナーベルトを一時的に使用
どうしても防ぎたい場合は、マナーベルトを使って「マーキングできない状況」を作るのも有効です。ただし、根本的な解決にはしつけが必要です。
5. 「マーキングしてはいけない場所」を学ばせる
犬がマーキングしそうになったら「ダメ」や「ノー」と声をかけ、リードで制御します。その後すぐにトイレに誘導し、正しい場所でできたら褒める。禁止と成功体験を同時に教えることが大切です。
飼い主が気を付けるべきポイント
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叱るより防ぐ:現行犯以外で叱っても意味がなく、不安を強めて悪化します。
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公平に接する:多頭飼いの場合、1頭だけ構いすぎると嫉妬からマーキングが増えることがあります。
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生活リズムを安定させる:散歩や食事の時間がバラバラだと不安が募り、マーキングが増える要因になります。
まとめ
犬の室内マーキングは本能的な行動ですが、
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去勢・避妊の検討
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匂いの徹底消去
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トイレ環境の改善
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成功体験の積み重ね
によって必ず改善が可能です。焦らず根気よく取り組むことが大切です。
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