「お散歩中に他の犬に吠えてしまう…」
「夜中に急に吠えて近所迷惑にならないか心配…」
無駄吠えに悩む飼い主さんは多く、特にマンションやアパート住まいでは、ご近所への影響も考えると気が気でないですよね。
しかし、犬が無駄に吠えているわけではなく、必ず何らかの理由があります!
その理由を理解し、適切に対応すれば、無駄吠えは確実に減らせます。
今回は、ドッグトレーナー歴15年以上のプロの視点から、「犬の無駄吠えの原因」と「効果的なしつけ方法」を詳しく解説します。
犬が無駄吠えする主な原因とそれぞれの対策
まず、犬が吠える理由を知ることが重要です。無駄吠えに見える行動も、犬にとっては意味のある行動なのです。
1. 警戒・防衛本能からの吠え
犬は本能的に、自分のテリトリー(家や庭)を守る習性があります。特にインターホンの音や郵便配達、外を通る人に対して「ここは私の縄張りだ!」とアピールするために吠えます。
対策
- インターホンの音に慣れさせる
- スマホなどで録音し、小さい音から流し始め、徐々に音量を上げる
- 吠えなかったら褒める→徐々に「音が鳴っても気にしない」ようにする
- 窓の外が見えないようにする
- 外の景色が見えると余計に興奮するため、カーテンや目隠しを使う
- 吠える前に「おすわり」「待て」の指示を出す
- 吠える前に違う行動をさせることで、「吠える必要がない」と学習させる
2. 要求吠え(かまってほしい、おやつがほしい)
「遊んで!」「おやつちょうだい!」と吠えて要求してくることがあります。これに応じてしまうと、「吠えれば要求が通る」と学習し、無駄吠えがクセになってしまいます。
対策
- 吠えている間は絶対に反応しない(無視する)
- 目を合わせず、声をかけず、完全に無視する
- 静かになったら褒めてご褒美をあげる
- 「おすわり」「待て」の指示を出し、落ち着かせる
- 吠える前に指示を出し、指示に従ったら褒める
- おやつやご飯の時間をランダムにする
- 毎回決まった時間に与えると、「そろそろの時間だ!」と吠えることがある
- 予定より少し時間をずらしてあげることで、吠えずに待てるようになる
3. 不安やストレスからの吠え(分離不安・夜鳴き)
犬は寂しさや不安を感じると、飼い主を呼ぶために吠えます。特に、留守番中や夜に吠える場合は「分離不安」の可能性があります。
対策
- 留守番の時間を少しずつ増やし、慣れさせる
- 最初は短時間から始め、少しずつ留守番の時間を延ばしていく
- いきなり長時間留守番させると、より不安が強まる
- リラックスできる環境を整える
- 犬が落ち着ける場所を作る(クレートやハウスの活用)
- 飼い主の匂いのついたタオルを入れてあげると安心することも
- 夜泣きがひどい場合
- 生活リズムを整え、昼間にしっかり運動させる
- 夜に疲れてぐっすり眠れるようにする
4. 他の犬や人に向かって吠える(興奮・恐怖)
散歩中に他の犬や人に向かって吠える場合、興奮しすぎているか、怖がって吠えている可能性があります。
対策
- リードを短く持ち、吠えそうになったら「おすわり」や「待て」の指示を出す
- 距離をとる(徐々に近づける)
- 怖がっている場合は無理に近づけず、少しずつ慣れさせる
- 吠える前に気を逸らす
- おもちゃやおやつを使い、「こっちに集中してね」と意識をそらす
効果的なしつけトレーニング方法!「静かに」のコマンドを教える
無駄吠え対策として、「静かに(シーッ)」のコマンドを覚えさせると、吠えをコントロールしやすくなります。
練習方法
- 犬が吠えている時に、落ち着いたトーンで「静かに」と言う
- 一瞬でも吠えやんだら、おやつをあげて褒める
- これを繰り返し、「静かに」の合図で吠えるのをやめられるようにする
ポイント
- 絶対に大声で叱らない!(飼い主が興奮すると犬も余計に興奮する)
- 成功したらご褒美を与え、ポジティブに学習させる
無駄吠えしつけのNG行動
❌ 大声で叱る
→ 飼い主の怒鳴り声を「一緒に吠えている」と思い、逆に吠えが悪化することも!
❌ 吠えている最中におやつを与える
→ 「吠えればおやつがもらえる」と勘違いし、無駄吠えが強化される原因に。
❌ 物理的に黙らせる(口輪をつける・叩く)
→ 犬のストレスが増し、別の問題行動(噛みつき・破壊行動)が出ることがある。
まとめ:焦らず根気よくしつけを続けよう!
犬の無駄吠えは、飼い主の適切な対応によって確実に改善できます!
大切なのは、吠える原因を正しく見極め、それに合ったしつけ方法を根気強く続けることです。
「静かに」のコマンドや、要求吠えを無視するトレーニングをコツコツ積み重ねることで、愛犬も少しずつ落ち着いていきます。
犬の「無駄吠え対策」のしつけでお困りの方は、「街のドッグトレーナー」にお気軽にご相談ください!